2009年7月14日火曜日

エイラ 地上の旅人[3][4] 『野生馬の谷』  ジーン・アウル作  佐々田雅子訳


エイラー地上の旅人シリーズを読み始めて、3万5千年前の物語の舞台へぐぐっと引き寄せられています。
第一部『ケーブ・ベアの一族』はネアンデルタール人のイーザという薬師がエイラの命を救って、その一族の中で葛藤しながら成長していくというものでした。 ちなみにエイラは「クロマニヨン人」という設定らしい クロマニヨン人が人類の起源とされているようです。
ネアンデルタール人には現代のヒトにつながる遺伝子が存在しないのだとか。。。一説にはネアンデルタール人が滅んだのはクロマニヨン人との闘争による世代交代というものもありました。
さてさて第二部。
一族を追われ同じ種族を求めて旅に出るエイラ。 大自然の中で生きていく術を自ら学んでいきます。 生きていくために狩りをするエイラ。 自分が狩った馬の仔馬を育てて伴に生き、傷ついたケーブライオンの子の命を救って伴に生き。。。その描き方の巧みなこと!!
一族を離れ、洞窟を見つけて独り暮らし始めて3年が過ぎていました。 そしてある日、エイラと同じような外見をした瀕死の男、ジョンダラーと巡りあいます。 古代人、本能のままに生きていたのねが一番の感想(笑)
さておき、エイラの真直ぐさに今回も潔い気分になり、「エイラってすごいでしょ」と何故かジョンダラーに対してエイラを賞賛する気分になってみたり(笑)
第一部を読んだあと、これからどんな物語が展開されるのか知りたくて、あらすじを頭に入れて読んでいきました。 小説によってはあらすじを知った段階で興味を失ったりもしますが、エイラシリーズはそれを全くさせない。「どうやってその方向へ物語がすすむの??」と逆に興味をそそられました 「今日はこの辺で。続きはまた明日。」ってことが出来ない 「いつ仔馬に出会うの??」 「なんでケーブライオンの子なんか育てることになるの??」 「ジョンダラーとはいつどんな場面で出会うの??」 そんなことを考えながらワクワクしながら読んでいたら上下完読、そして朝。
面白すぎて途中でやめられない。。。。眠い。

2009年7月11日土曜日

『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎

同じマンションに住む女の子のママ友がお勧めしてくれた本電球

映画にもなったらしい。

物語の舞台は仙台。

さっそくホームページをみてキャスティングを頭に入れる。
ほとんど知らないけど、仙台のあちこちの風景を思い浮かべながら読みました。

そうすると、頭の中に映画館が出来上がって、実際に知っている俳優さんが会話してくれるので、読むのが楽しくなる☆

現実にはなかなか起こりえないけど、どこかでそんな事件が起こっているかもしれない。

著者の伊坂さんは、「地上からわずか数センチ浮いてるような物語を書ければいいんです」とある雑誌の取材に答えていたとか。

なるほど。

全くそのようなストーリーでしたウッシッシ

主人公の椎名に「僕は僕が主人公の人生だと思っていたけど、彼らの中で僕は脇役に過ぎない」というセリフがありました。

それぞれにいろんなことが起こっていて、その主体が変わるという当たり前のことに気づいて面白いなぁと思いました電球

普段なかなか読まないタイプの本なので、またひとつマイ文庫が増えました☆



『グラスホッパー』 伊坂幸太郎

前回読んだ『アヒルと鴨のコインロッカー』とはちょっと作風が違う気がした。。。。


2冊しか読んでいないので作風を語るほどのものでもないが(笑)

ストーリーは妻を交通事故で亡くした男が、相手に復習をちかうというもの。 相手は人殺し集団業界のトップの息子みたいな感じ。
そんなやついるのか??(笑)

その息子が「押し屋」と呼ばれる男に背中を押されて車に轢かれて死ぬ。 その業界を取り巻く様々なタイプの殺し屋がそれぞれに物語を展開させてひとつの流れに乗る、、、という感じ。

ジョントラボルタ主演の『パルプフィクション』という映画の技法に似ているかな。←内容は忘れたけど。

伊坂さん、ある程度取材をしたうえで小説を書いているのか、それとも全くの想像か。
物書きという職業は日々いろんなことをみてアイディアを思い浮かべているのかしら??

友達に紹介してもらって初めて知った伊坂ワールド。

早く続きを読んでこの疑問を解決させたいと思いながら物語を読み進めさせる表現力がある人だなぁと思いました。 さすが吉川英治文学新人賞!!

新しい本の出会いは私の視野を広げます☆ みなさんもオススメの本があったらぜひ紹介して下さい^^


2009年7月6日月曜日

エイラ 地上の旅人[1][2] 『ケーブ・ベアの一族』 ジーン・アウル作 大久保寛訳

エイラシリーズ第一部。


勝間和代さんの『起きていることはすべて正しい』で紹介されていた本です。
他の本もいろいろ紹介されていましたが、何故か妙に惹きつけられた本。

紀元前3万5千年前のヨーロッパが物語の舞台。

地震で家族を失いさまよう瀕死の少女エイラが、ネアンデルタール人のイーザという薬師に命を助けられ、イーザの一族の中で、様々な偏見や異質な一族のしきたりに翻弄されながら成長していくというお話。

読み応えあります☆

詳しいことはよくわかりませんが、ネアンデルタール人はヨーロッパを中心に石器や火などを使い生活していたようです。発見された当初は人類の祖先とされたそうですが、現在の見解ではどうも違うようです。
クロマニヨン人との衝突もあったとかなかったとか。。。。奥深過ぎてよく理解できない(笑)

そんな人ともサルともつかないネアンデルタール人に助けられた主人公エイラは、私がイメージするところ普通の金髪のスタイルのよい女の子。
本を読みながら、「狼に育てられた少女」を思い浮かべました(笑)

ネアンデルタール人一族のしきたりは女が男に意見してはいけない、言われたら絶対で男に聞かれたら秘密にするなど無理だし、態度が悪いといきなり殴られても殺されても文句は言えないし、性的欲求を満たすよう言われたら、夫婦でなくても例え結婚していてもどの女も従わなければいけない。。。。ありえへん!!

そんな一族の中でいろんな葛藤と戦いながら成長していくエイラ。

試練とは、難しいことをやりとげるというだけではありません。試練とは、自分がそれをできると知ることなのです。

この文章に釘付けになった私。

どんなにヒドイ仕打ちをされても、何かしら見つけて挑戦し自分の糧にしていくエイラ。
私には理解出来ないことがたくさんありましたが、こんなふうに現状を打開して前に進める力をもてたら素晴らしいと思いました。

試練とは自分がそれをできると知ること!!

また本から教えてもらいました☆



2009年6月25日木曜日

『おむつなし育児』 グリスティン・グロスロー 和田知代訳

図書館でたまたま目に止まった本。


内容は、、、赤ちゃんは生まれて間もないころからちゃんと排泄のサインを出すことが出来るというもの。

普通2~3歳くらいまでおむつをしてあと、トイレットトレーニングと称しておむつからパンツへ移行させます。でも、たしかに、おむつに排泄することを人生初で習い始めてようやく「うんちもおしっこもおむつにするものなんだ」と覚えた矢先に、今度ははずしにかかる。。。。う~ん。納得いかないかもしれない(笑)

本の中では、「おむつなし育児」を実践している家庭のエピソードが紹介されています。

中には生まれてその日からおむつなし育児を始めたという子も。
出来るものなんですね~。

「おむつなし育児」とは、おむつを絶対に使ってはいけないという意味ではありません。
赤ちゃんとのコミュニケーションを通して、うんちやおしっこを教えてくれるサインを見逃さなければ、きちんとおまるやトイレで排泄することが出来るということのようです。

チビちゃん8ヶ月☆

著者自身も3人の子供を持つ母親で、「おむつなし育児」を実践された方です。
そんなこともあって、観察力に優れていること!!
なるほどなぁ~という箇所がいくつもありました。

チビちゃんにも本の内容を参考にトイレ体験させてみると、、、初めてその日はなかなかうまく行きませんでしたが、翌日にはおしっこもうんちもちゃんとトイレで出来ました。感動☆

もちろん失敗もありましたが、「今は出来なくて当たり前」くらいに思っているし、トイレでおしっこをする姿はなんともかわいいもの♪

文章的には若干くどい表現がたくさんありますが、その辺は流し読み飛ばし読みでクリア(笑)

子育ては本当に楽しいものです☆




2009年6月21日日曜日

『引き寄せの法則』 Low of Attraction マイケル・J・ロオジエ 石井裕之監修

「引き寄せの法則」ってみなさん聞いたことありますか??

私は最近知ったばかりです。

そして、監修にあたっている石井さん、パーソナルモチベーターという肩書き。
こんな肩書きも知りませんでした(^^;)

本を読んでいると、いろんなことばに出会えるので楽しいですね☆

さてさて本の内容。

単純明解ですごく読みやすかったです。
本の最後にも、「要するに、この本は、なじみやすいのです!」と書いてありましたし(笑)

「引き寄せの法則」知っている人も知らない人も、なんとなく想像出来ることばですよね。

イイコトを考えるようにすることで、プラスの波動を引き寄せることが出来る。
逆にマイナスなことを考えると、自分にとって気持ちの良い環境じゃなくなる。

でも、それってどうしたらいいのかしら??なんて考えませんか??

「私は充実した毎日を過ごしている」と言葉にしてみても、ノートに書き出してみても、「う~ん。それってどういうこと??私まだ充実していないし」と自然に思い浮かべちゃいます。

この本を読んで、すごいなと思ったのは、言い切りの形で宣言してしまうと、どうしてもそれを補うために「疑う心」すなわち、「そんなこと出来てないのに」という気持ちが生まれるけれど、では、「私は充実した毎日を過ごしている最中だ」としたらどうでしょう??

まあまあ。それならアリかな。なんて途端にラクになりませんか??(笑)

そうした積み重ねで自分の中の疑いを少しずつ減らしていけば、うまく「引き寄せの法則」を実践することが出来るような気になります。

。。。。とまあ、そのようなことがこの本では書かれています。

自分にとって決してマイナスにはならないと思うので、興味を持った方はぜひ読んでみて下さいね~☆


2009年6月17日水曜日

『起きていることはすべて正しい』 勝間和代

久しぶりの更新です(^^;)

友達から薦めてもらって読んだ一冊。

小説中心の読書スタイルなので、本屋さんで見かけてもなかなか自分では読もうという気にはならなかったと思います。

この頃の自分の変化に自分でも驚くばかりですが。

いろんなものに触れて、いろんなことを感じて、しかも楽しく過ごしたい。
自分の人生は自分で変えていけるはず。
自分が変われば周囲も変わる。

。。。。そんなことを感じるようになったところで、勝間さんの本。

世の中では「カツマー」という言葉もあるそうで。
知りませんでした。

読んでみてナルホド。

一本筋が通っている内容に気持ちよく読むことが出来ました。

「そんなに言うなら私もやってみよう。」という具合。

メンタル筋力のある友人と付き合うといい。という内容の文章がありますが、これは本当にそう。

自分がもっと視野を広げたいと思った矢先にメッセージが届いて、素敵な方を紹介してもらったり、自分の気持ちが前向きになりはじめたと思い始めた頃に、その気持ちをサポートしてくれるような話を聞かせてもらったり。

メンタル筋力の強い友人が集まって来てくれるようになりました☆

この本を薦めてくれた友人も実践しているという「三毒追放」。

「妬まない。愚痴らない。怒らない。」

これを実践すると、本当に心穏やかに過ごすことが出来るようになります。
仏教の教えなんだそうで。

どれもこれも自分についてまわっていた毒だと思います(笑)

意識して気持ちを上向きにしていくと、だんだん意識しなくても出来るようになる感覚をすぐに味わえると思います。

みなさんもたった今からどうですか^^♪

2008年7月22日火曜日

『証言 沖縄「集団自決」』  -----慶良間諸島で何が起きたか

歴史修正主義者グループが、慶良間諸島で2泊3日という短期間の聞き取り調査をした後、「集団自決」に軍命はなかったと結論付け、あらゆる歴史教科書や出版物の「集団自決」の記述から軍強制を削除させる「沖縄プロジェクト」を立ち上げたそうです。

その結果、「日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民や、集団で「自決」を強いられたものもあった」という表現が、「「集団自決」においこまれたり、日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民もあった」という表現に変わったりしたということです。誰がその行為を促したかという主語が曖昧にされました。

沖縄に生まれ育った私。現在35歳。

もちろん戦争経験はないけれど、沖縄戦については他都道府県よりも身近に感じていたとは思います。

小学校の遠足で4年生から6年生の3年間、糸満市の平和記念公園で、当時戦争体験をしたという60代の先生が毎年沖縄戦について語って下さいました。
その頃は、暑い中でどうしてこんな話を聞かなきゃいけないんだろうという気持ちが強くて、「沖縄戦でこんなにも苦しんだ人がいる」という認識はあまりなかったように思います。

もっと沖縄戦について重大に受止めている人もいるかもしれませんが、私のような考えを持つ沖縄の30代も多いのではないでしょうか。
それだけ、戦争という意識は若者にはピンと来ないものだと思います。

沖縄戦を知っているはずのおじい・おばあはいつでも明るいし、アメリカー(米軍)は優しかったよぉと話すこともよくあるので、一方で思い出したくも無いほど苦しい経験をしてきたとは、なかなか及びませんでした。沖縄出身の私がこの程度なのだから、それ以外の戦争を知らない世代はもっと縁遠いものに感じるのではないでしょうか。

5年ほど前だったか、TVで沖縄戦を経験したお年寄りの語りを中心に構成された番組が沖縄で放送されました。

「戦争の記憶はあまりにも辛すぎて語りたくない」という人がほとんどでした。記憶を思い出して一言発するたびに言葉に詰まったり、途中で話をやめてしまう人もいました。

戦時中、沖縄の人にとって敵は米軍だけではなく日本軍も含まれていたのです。
「米軍に捕虜になったら女は強姦された後殺される、男は戦車にひかれて殺される」という概念を植えつけられ、敵が上陸したら自決するようにと手榴弾を与えられたとのことです。
そればかりか、「玉砕場」という場所があり、住民をそこへ集団で非難させて自決をせまるということもされたと語っています。
一家族が一塊となって手榴弾を使って自決する。それでも死ねないときはなたなどを使って、お互いで殺しあう。

そんな記憶を語りたくないのは当然ですよね。

もう60年以上前のことになってしまっても、薄れる記憶とそうでない記憶があると思います。

沖縄で「県民大会」が行われ、県外メディアが「集団自決」の問題を報道し始めたのは2007年以降のことなんだそうです。
なぜ沖縄の人がこれほど怒り声を上げているのかということよりも、沖縄で「騒動」が起きているということ中心の報道だったといいます。

私自身がおばあから戦争体験を聞いてみたいと思うようになったのも最近、予想以上の悲惨さを知ったのも最近、なさけない限りです。

自分の手で家族を殺してしまった人もいるし、目の前で家族や大切な人を失った人もいるでしょう。その人たちは、辛い記憶を避けて一生懸命生きてきたのです。
その方たちは今、高齢になってきています。つまり、その人たちが伝えなければ実体験を知る人がだんだんいなくなってしまいます。

積極的に語って欲しいとは思いません。
本を読んでいるだけで私もかなり苦しかった。
私の苦しみなんて所詮小さなものなんだと思います。

ただ、その人たちの苦しい記憶を抹殺してしまうようなことだけはやめて欲しいと思います。

日本軍が憎いという気持ちではなく、戦争ではみんなが異常な状態になってしまうのだという恐ろしさを伝えることが政府の役割だと思います。

拙い文章になってしまいましたが、久しぶりに行った図書館で見つけた本の内容を多くの人にも知って欲しいなぁという気持ちで日記に書いてみました。

2008年4月22日火曜日

『食品の裏側』 みんな大好きな食品添加物 安部 司

こう見えて、安全な食への追求は強い方です。
まあ。チビ助が生まれてから変わったので、ほんの数年前からですが(笑) 

作者は、大学で科学を専攻し、添加物商社に入社。セールスマンとして5、6人分を1人で売り上げ、添加物開発で特許を取ったこともある方。
そんな作者に転機が訪れたのが、娘の3歳の誕生日。
普段忙しい彼はほとんど家に帰ることがありませんでした。
久しぶりの我が家で、誕生会のご馳走と一緒に並んだミートボール。
それは紛れもなく自分が開発したヒット商品でした。
。。。。廃材寸前の牛肉に20種類以上の添加物を加えて出来上がったミートボール。
作者は一晩悩んだ末、会社に辞表を提出したそうです。

添加物を組み合わせれば何でも出来る。
白い粉をいくつも混ぜ合わせて、おいしいスープを作ることが出来る。
たとえそこに本物が存在しなくても、いくらでもそんなマジックのようなことが起こるのだそうです。例えばラーメンなどのとんこつ、みそ、しょうゆ味など。
そして、そのような商品は、安くておいしいので、主婦の手間を省くという利点も手伝ってかなり売れているということでした。

作者は食品添加物を頭から否定はしていません。
ただ知識を持って食を選んで欲しいと伝えています。
手間のかかる食品を5分あたためるだけで出来上がり、そんな恩恵も私たちは受けているのです。

この本を読んでから、ますますスーパー滞在時間が増えました(笑)
裏面の添加物群を見ると、なるほどいろんなものが使われています。
知らずに使うのと、知っていて使うのとでは全然違うなという感想です。消費者が、「ここまでなら大丈夫」とコントロール出来るから。

添加物が危険だという認識は曖昧です。
あるひとつの添加物に対して国の基準がここまでという線が引かれていても、複数の添加物が組み合わさって起こる害についてはほとんど調査されていないのが実態。
日本は世界的にみても添加物使用量の多い国なんだとか。
他の国からは、たくさんの添加物を接種する日本人は人体実験のような目でみられているようです。

素材の持つ「うまみ」ではなく、人工的に作られた味をそのものの味と感じてしまう。
わが子にはそうであってほしくないと思います。
しかし、私も食品添加物まみれで育ってきたひとり。
どこまでチビ助に伝えられるかわかりませんが、この本を更なるきっかけにして、またこだわりが増えました。

2008年4月8日火曜日

『むし歯ってみがけばとまるんだヨ―削って詰めるなんてもったいない! 』 岡田 弥生

目からウロコの1冊でした。
今まで、こういう本にどうして出会えなかったのかしらって感じ。

育児をしているお母さん、ぜひ読んでください☆

旦那のお父さんの部屋で見つけて借りました。
ぜひ自分でも買おうと思った1冊。

作者は東京都杉並区の乳幼児歯科健診を担当して20年になる方だそうです。
もともとは大学病院で勤務していたようですが、もっと近くで患者をみたいということで検診医になったそうです。

常々、「むし歯」って何だかよくわからないと思っていました。
毎日歯磨きしていても、知らないうちにむし歯になっているかもしれない恐怖(笑)
チビ助がある日突然「歯が痛い」と言ったらどうしようと心配で心配で。

でも、この本を読んで、「大丈夫」と思えるようになりました。

歯にはむし歯になりやすい部位とそうでない部位があって、子供の場合、そのポイントを抑えていれば、たとえ初期のむし歯を見つけても、削らずに進行を止めることが出来るのだそうです。

作者自身、大きな病院で働いていた頃は、「早期発見早期治療」でむし歯を見つけたら削ってしまっていたと反省していました。

世の中で言われている「おっぱいを続けているとむし歯になる」に対して、「むし歯ごときでおっぱいをやめるのはもったいない」とコメントしています。ちなみにチビ助は今でもおっぱい中←ついでにむし歯ゼロ ^^

そして「フッ素」。
使わなくてもむし歯は防げるとのこと。
返って再石灰化を促して歯が黒ずんでしまうこともあるので、歯ブラシだけでも十分とコメントしています。柔らかい歯でもむし歯にはならない子も多いそうです。
実は私もフッ素塗布には疑問のひとりでした。←チビ助には塗布していません
すっきり解決です

他にもいろんな興味深いことが書かれていて、つわりを忘れて読んでしまいました

大人でも楽しく読めるので、ぜひ読んでみて下さいね~♪


2008年2月19日火曜日

『明鏡国語辞典』の編者だそうです。



この本は、『明鏡国語辞典』の編集委員の何人かが、最近使われる日本語の「ここがおかしいのでは?」という質問に回答する形で書かれています。

正しい日本語は、日本人でありながらかなり苦手。
みなさんはどうでしょうか??

尊敬語、謙譲語、連用修飾、連体修飾、、、、ああああ。
ワカラナイ。。。

読み流すことの出来ない本でしたが、かといって頭にしっかり入ったかというとそういうこともなく、読みながら感心・関心。
何度も読み込んで深みを増す一冊だと思います。

この本を読んで、これまで悩んでいたことがひとつ解けました!!

「味わう」

これを否定的に使おうとしたとき、「味わわない」??「味あわない」??で随分考え込んだものです。

正解は「味わわない」舌をかみそうでした(笑)

こんな感じで、ふむふむナルホドということが多くありました。
何気に使っている言葉の中にも誤用があったりして、、、、「なにげに」は誤用なんですよ。

正しい日本語とまではいかないまでも、人前で恥ずかしくない日本語を使いたいものです。

2008年2月16日土曜日

『大人になるための、社会科入門』 乙武洋匡

乙武さんの新刊を見つけたので読んでみました。

大学在学中に『五体不満足』を出版した乙武さん。
2007年4月から「杉並区立杉並第四小学校の先生」として働いているそうです。

この本は、「パピルス」という雑誌に、乙武さんがあるテーマについて語り、全12回で綴った連載がまとめられています。
1「ニート」2「愛国心」3「環境」4「お金」5「平和」6「性同一性障害」7「オタク」8「スポーツ文化」9「ボランティア」10「ペット」11「結婚」12「教育」。
社会人になってもまだ自分自身のことで精一杯、「これで社会人と言えるのか」という気持ちから書いてみようと思ったようです。なるほど。


各回、そのテーマの専門家(本にはそう説明されています)にお話を伺い、乙武さんのコメントとともに載せられています。

乙武さんの感性は凄いなぁと相変わらず関心しながら読みました。

各テーマの中で、私と意見が異なる部分もいくつかありました。
普段の私なら、「ちぇっ、つまんね~」って止めてしまうところですが、さすが乙武さん。文章の中に読者を引き込む能力に長けていらっしゃる☆
「ふむふむ。乙武さんはこう感じたのか。私は、、」という具合に、本の中で意見交換をしているような感覚を覚えました。

最後の12「教育」では、なぜ小学校の教師になりたかったのかという思いが綴られています。以前、『だから、僕は学校へ行く!』を読んでいたので、教師を目指していた時と変わらない熱い思いで先生してるんだなぁと感動。

目指しているものになれた時、あれっ私がやりたかったのはこんなんじゃないと肩透かしを食らったような感覚に襲われることないですか??私はありました(笑)
彼なりの葛藤はあったと思いますが、本文からは更に熱い思いを抱いて教職についているようにみえました。それはきっと、しっかりとしたビジョンが彼の中にあったからなんでしょうね。

乙武さんの文章を読んでいると、「ああ。私もがんばらないと。」という気持ちになります。
みなさんもぜひ読んでみて下さぁい♪

2008年2月14日木曜日

『BM(ボディメンテナンス)ストレッチダイエット』 饗庭秀直

私が活用している本に、前回紹介した『超ラクラク「1分間BMストレッチ」ダイエット』があります。
何年か前にTVで「スパスパ人間学」という番組をやっていたの知ってますか??その時、監修をしたのが饗庭秀直さん。
わりと効果があるので饗庭さんの本よく活用しています^^

今回、ダイエットにあたり、『BM(ボディメンテナンス)ストレッチダイエット』買っちゃいました
もともとストレッチオタクな私。←油断すると体脂肪が増えるので手放せない(笑)
DVDもついてていい感じです。
「1分間、、」に比して、若干運動強度が上がっている印象ですが、簡単なものだけチョイスしています♪

ダイエットを意識し始めて約2週間くらい。
体重落ちてきましたよ。
体脂肪は手強いです;;

それでも徐々にいい感じの体調になってきたので、新しく購入した本のストレッチも取り入れてますますがんばるぞ☆

2008年2月10日日曜日

『この子がいる、しあわせーわが子の障害を抱きしめて』 松兼 功

障害児を持つ女性4人に、作者が話を聞いてまとめた本。

作者自身も、脳性小児麻痺で「アテトーゼ型四肢麻痺」を持つ重度の障害を抱えた方で、1983年、麻痺のある四肢は使えないため鼻先でワープロを打って執筆活動を始められたそうです。

この本を読んでみようと思ったきっかけは、チビ助の自我が芽生えてきて「これは成長の過程」と思いつつもチビにイライラする機会が増えてきたから。
「障害児を持つ母親はどんなふうにがんばっているんだろう」という興味本位な理由からでした


「わが子に障害がないからかわいい」わけではないけれど、やはり障害がない方が幸せかも知れないと思っていました。
本文に出来くる女性たちの話を聞いて、そんな単純な話ではないなぁと改めて自分の未熟さを思い知らされた一冊でした。

自閉症を持つ母親の話しのなかで、ある児童学園に入ったとき、園長さんが、一日自分の子以外の子の面倒をみる日というのを作ったそうです。
そのなかで母親が感じたことは、「人の子だと待てるんですよね。自分の子供だとどうしてもイライラしてしまう。」ということでした。
確かに、急いでても急いでなくても、「早く食べてしまいなさい」とか「早く着替えなさい」とか「早く寝なさい」とか、ついついあせって結果イライラしてしまうこと多いんですよね。
他の子がのんびり何をしていても、ほほえましく見てたりするのに(笑)
そういう発想の転換で、自分のイライラする気持ちを切り替えることが出来るんだと、どうしてこんな簡単な事に今まで気づかなかったのかしらという思いがしました。

人生は何が起こるかわからないし、もしかしたら障害を抱えた子の母親になるかもしれない。その可能性が否定できないこと、そして、私がそんな立場に置かれたときに、どんなふうにもがきながら日常を過ごすことが出来るだろうと考えました。

本に出てくる女性たちは、「前向きにあきらめる」ことをしてきたと作者は書いています。つまり、障害をないものとして「普通の子」に近づける努力をしてきたけど、それはこの子にとって苦痛である場合が多く、ありのままのわが子を受止めていることにはなっていない、ということらしいです。
歩けない障害があった場合、厳しい訓練を続ければいつか歩けるようになるかも知れないと母親はがんばるけれど、その訓練が子供にとっては苦痛で成果もそれほどない場合、親の自己満足以外何者でもない等。それならば、その訓練をやめて、親子とも生き生きするもしくは楽しくなることをやった方がいいのではないかという境地に達するそうです。
もちろんその境地に達するには何年もかかっていますが、自分だったらそんな気持ちになれるかしらと「尊敬」という言葉が浮かびました。

当事者にならない限り深いところで彼女たちの気持ちを理解することは出来ないだろうし、人はそれぞれの人生背景を踏まえて感じたり行動したりするから、全く同じ気持ちを共有することは出来ないと思うけれど、それぞれの母親の経験を読んで、私ももっと力を抜いてチビと向き合って行きたいと思いました。


2008年1月30日水曜日

『女性のからだの整体法』 野村奈央

ストレッチの話に続き、「整体」の話。

「整体」からみると、生理は子宮のお掃除ということで、毎月からだを調整するチャンスなんだそうです。
骨盤の弾力性を取り戻して、更年期に備えたり、日々の体調を整えようというもの。
女性の生理に合わせた整体法、季節ごとの体のメンテナンスのやり方が書かれています。

この本も、面倒くさがりな私にうってつけの簡単な運動しか紹介していません(笑)


わりとダイエットオタクの私。
以前マイクロダイエットにはまって、ボリューム不足・コスト高というひさんな目に遭いました(笑)
いろんな反省をいかして目指すは、楽して健康・楽してダイエット・楽して、楽して、、、にこだわる私

私がダイエットをする目的は、単純に「やせたい」が第1目標ではありません。
内面から健康美人になりたいのです。
体重増加と体調不良がセットになって付いてくるので。

『超ラクラク「1分間BMストレッチ」ダイエット』  饗庭秀直

最近、チビ助のおっぱいの回数も減り、私の体重・体脂肪が急上昇してきた。
運動というほどの運動をすることもなく、日課だったストレッチもサボりがち。
「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせてきたけれど、そろそろ限界★

ということで、愛読書を引っ張り出してきたので紹介します。

効果的なストレッチをして太りにくい体をつくりましょうというもの。
食事制限や激しい運動によるダイエットは確かに体重を落とせますが、逆に太りやすい体質を作ってしまったり、栄養のバランスが難しかったり、何より長続きしなかったりと苦痛を伴うもの。

面倒くさがりな私にぴったりのこの本を見つけた時のうれしさったら(笑)
ちなみに、話題のブートキャンプは観ただけで吐きそうになりました。


効果はすぐには出ませんが、じわじわ効いて来ます。
肩こり・腰痛も一緒に解決してくれるのでお勧めですよ。

興味がある方はチェックしてみて下さい。
ちなみに、DVD付なども出版しているようで、今後チェックしてみようかなと思っています。

2008年1月18日金曜日

『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス 小尾芙佐訳

何度も読み返した本なのに、何度読んでも涙が出てしまう。
一度読んだことがある人も多いのではないでしょうか?

最後の一文でこれだけ感動させられる本は滅多にないと改めて感じました。

精神薄弱者のチャーリー・ゴードン、天才ねずみのアルジャーノン。

チャーリーは頭が良くなりたいと望み、脳の手術を受けます。
次第に効果が現れ、以前のチャーリーではなくなり天才と言われるようになります。
それは、チャーリーが友達を失い孤独になる変化でもありました。

先に手術を受けたアルジャーノンに起こる変化。
チャーリーはいずれは自分にも起こる変化と知り、そのことに怯えながら抗いながら過ごします。


優しい気持ちになりたい時、私はこの本を読みます。

自分にとって大切なこととは何だろうと考えますが、なかなか答えは見つからない。でも、そういうことを考えながら過ごすことが大事なのかなぁと思いました。

次回、『アルジャーノンに花束を』を読むときに、自分がどんなことを感じるのか楽しみです。

ぜひ読んでみてください。
読んだことがある人も、読み返してみてくださいね。

2008年1月16日水曜日

『産んではいけない!』少子化なんてくそくらえ  楠木ぽとす

子供を産んで見えてくる現実というのがあると思います。

作者も子供を産んでその大変さを知り、世の中ではこの大変さを教えてくれる人はいなかった、だから私が本にして伝えたいという主旨で執筆したようです。

私は、自分の子供が生まれるまで、親戚の子や姉の子、友人の子など、数時間接するだけでこんなに疲れるのに、それがずっと続くなんて、、、と思っていました。

ちび助が産まれてから一転。
大変なこともたくさん、イライラすることもたくさん、、、確かにそうなんだけど、子供の笑顔やすやすや寝ている顔を見ていると、一気に疲れもぶっ飛んでしまう。
子育てみたいなこんな楽しいコトが世の中にあるんだ!!と目からウロコ状態。
こんなに幸せなことはみんなにも経験して欲しいと思うようになりました。←本当に不思議な変化です(笑)

だから、この本を手にして序文を読んだとき、当たり前だけどこんな人もいるんだなぁと思って、読んでみることにしました。

親になる大変さを切々とつづっています。
共感する部分もあり笑えたり、我が子に対してそんな憎しみに似た感情まで抱くんだとびっくりしたり。
基本的に、「子供の世話をさせられている、母親というのは大変なんだ。それを知らずして軽い気持ちで子供なんぞ産むんじゃない!」ということのようです。

子育てに関してではありませんが、実は私も、陣痛のしんどさや痛さをどうしてもっと切実に教えてくれる人がいなかったんだろうと思ったことがあります。
あんなに通い詰めた産婦人科の助産師さんで出産を経験している人でさえ、「陣痛が来たらわかりますよ」程度。私はのたうち回る程痛かったそしてその痛みを経験する頃にはもう後戻りは出来ない状態なんです(笑)

作者もきっと子育てに関して、その違和感を自分の感じるままに、どうにかして伝えたいと思ったのでしょう。

「子供はかわいい。欲しいな。」と思っている人で、実際に妊娠・出産を経験していない人。
一度読んで覚悟を決めるのも良いかもしれません(笑)

この本を読んで感じたこと。

一、妊娠・出産を望みながらそれが叶わず苦しんでいる人もいるのに、そこに配慮がないなぁと思った。

一、せっかく産まれたのに、そんな愚痴愚痴言う神経が知れない可哀想な人だなぁという気持ち。

一、私が陣痛の時に感じた「教えてくれよぉ」を伝えようとした姿勢に賛同。

一、何だかんだ結局、自分が経験しないと、「善」「悪」のコメントは
出来ないんじゃないかしら。もしかしたら、作者にも子育ての大変さを語る人が周りにいたかも知れないけど、聞き流してたのかも知れないですしね~。

2008年1月13日日曜日

『がばいばあちゃんの幸せのトランク』 島田洋七

『がばいばあちゃん』シリーズで第3弾だそうです。
『佐賀のがばいばあちゃん』から立て続けに読みましたが、『佐賀のがばいばあちゃん』で終わっておけば良かったのに、という感想です。

おばあちゃんの言葉には感動したりうなづいたりしますが、島田洋七の話が宜しくない.....。
自分の汚点を「芸人だから」だの「できた嫁だ」など、何を良いようにまとめきってるんだという感じ、かしら。
せっかくのばあちゃんの言葉が色あせてしまう。。。

2008年1月11日金曜日

『佐賀のがばいばあちゃん』 島田洋七

「がばい」とは「すごい」という意味だそうです。

島田洋七が家庭の事情で、小学校2年生から中学校3年生の頃まで、佐賀のおばあちゃんに預けられた時の話。
貧乏ながら、たくましく明るく生きているおばあちゃん。

がばいばあちゃんの語録、心に染みたりおもしろかったり。
これは長年の経験が生み出すものなのでしょうか。
ささいなひと言に重みを感じて、感動する場面がいくつもありました。

島田洋七って「B&B」ってことしか知らないし、しかも漫才がどんなんだったかも覚えていない。
若い子は知らない人も多いのではないでしょうか。
母親と離れて暮らしていたのはかわいそうだったけど、こんなおばあちゃんと過ごす時間があったことが人生に良い影響を与えているんじゃないかなぁと思いました。

おばあちゃんはいつの時代もすごいものだというのが持論です^^