2009年7月6日月曜日

エイラ 地上の旅人[1][2] 『ケーブ・ベアの一族』 ジーン・アウル作 大久保寛訳

エイラシリーズ第一部。


勝間和代さんの『起きていることはすべて正しい』で紹介されていた本です。
他の本もいろいろ紹介されていましたが、何故か妙に惹きつけられた本。

紀元前3万5千年前のヨーロッパが物語の舞台。

地震で家族を失いさまよう瀕死の少女エイラが、ネアンデルタール人のイーザという薬師に命を助けられ、イーザの一族の中で、様々な偏見や異質な一族のしきたりに翻弄されながら成長していくというお話。

読み応えあります☆

詳しいことはよくわかりませんが、ネアンデルタール人はヨーロッパを中心に石器や火などを使い生活していたようです。発見された当初は人類の祖先とされたそうですが、現在の見解ではどうも違うようです。
クロマニヨン人との衝突もあったとかなかったとか。。。。奥深過ぎてよく理解できない(笑)

そんな人ともサルともつかないネアンデルタール人に助けられた主人公エイラは、私がイメージするところ普通の金髪のスタイルのよい女の子。
本を読みながら、「狼に育てられた少女」を思い浮かべました(笑)

ネアンデルタール人一族のしきたりは女が男に意見してはいけない、言われたら絶対で男に聞かれたら秘密にするなど無理だし、態度が悪いといきなり殴られても殺されても文句は言えないし、性的欲求を満たすよう言われたら、夫婦でなくても例え結婚していてもどの女も従わなければいけない。。。。ありえへん!!

そんな一族の中でいろんな葛藤と戦いながら成長していくエイラ。

試練とは、難しいことをやりとげるというだけではありません。試練とは、自分がそれをできると知ることなのです。

この文章に釘付けになった私。

どんなにヒドイ仕打ちをされても、何かしら見つけて挑戦し自分の糧にしていくエイラ。
私には理解出来ないことがたくさんありましたが、こんなふうに現状を打開して前に進める力をもてたら素晴らしいと思いました。

試練とは自分がそれをできると知ること!!

また本から教えてもらいました☆



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