2008年1月10日木曜日

『亡国のイージス』 福井晴敏

映画化もされました。
配役は、真田広之、寺尾聰、中井貴一などなど、そうそうたるメンバーです。

映画は観ていませんが、読んだ本が映画化されると、「あれ、何だか違うわ」的にがっかりすることが多いんですよね。
でも、配役を見る限り、観てみたい気持ちになります。
どなたか、映画を観た人いませんか??ぜひ感想をお寄せ下さい

映画化されるにあたり、自衛隊に協力要請があったそうです。
国防に関することだし、自衛隊の幹部が叛乱を起こすという内容から、初めはお断りされたそうですが。
時の防衛庁長官、石破茂。
『亡国のイージス』は読んだことがあったそうで、部下に対して「お前はこの本を読みもしないで断ったのか」という話になり、ついには協力することになったといういきさつがあるそうです。←『国防』石破茂著に書かれていました^^
本に登場する防衛庁長官は、やや無能な男で描かれているのに、石破さん、すばらしいです(笑)

内容は、、
海上自衛隊の艦長が、ダイスという国の機関に息子を暗殺されて、復讐を誓うというもの。
「辺野古ディストラクション」なる架空の事件を題材にして、北朝鮮の工作員が米国が隠蔽しようとする危険物を手に入れたことで、艦長と手を組んで、世の中に混沌を巻き起こそうというもの。
、、、大まかにそんな感じかなぁ。←大雑把過ぎ?

マニアックじゃないと書けない話だなぁと妙に感心しました。
内容的には、専門用語が多いわりに読みやすくて面白かったです。

男の人が読んだら、軍艦とか出てくるしワクワクするのかも。
艦長が父親なので、その立場に立って「自分だったら」と考えることがあるかも知れません。
私は母親の立場から、感動する場面がありました。

もともこもない言い方ですが、私の拙い感想よりも、一度読んでみてください(笑)
長編作で読むのに時間がかかりましたが。

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