以前から気になって読みたいと思っていた本。
かといって、自衛隊とか戦争に興味があるわけではありません。
むしろ、その分野のことはさっぱり。
石破茂防衛庁長官に興味がありました。
現在は、「防衛庁」から「防衛省」に変わり、国防大臣を務めている方です。
いやいや。顔ではありません(笑)
以前TVに出ていた時に、某タレントのくだらない質問にも丁寧に答えている姿に「おもしろい人だな」という印象を持っていました。
内容は国防に関する、石破さんの意見と日本の現状。
諸外国との関係などなど。。。
緒方貞子さんの本を読んだときに、難しい漢字の羅列、専門用語のあまりの多さに、数ページで挫折した私。
今回もチャレンジのつもりで読みましたが、一転、とても読みやすかった、というのが感想です。
私のような素人にでも理解出来る言葉を選んでくれていて、なるほどこの人はこんな考えを持っているのかとすんなり受け入れられました。
まあ、何せ国際情勢に精通していない私。
アルジャジーラ、有事法制、、など言われても。。。
それが何なのか、きちんと説明出来ません。
そんな私レベルの人にも丁寧に説明されていて、「専門用語で話されてもわからないのよ」ということがほとんどありませんでした。
日本が今どのような状況に置かれているのか、この本を読んで、私を含めた国民のほとんどが楽観的な考えしか持っていないのかも知れないなと思いました。
地震が起こったらどうしようとは考えるけど、戦争が起こったらどうしようとはなかなか考えない。
事件事故が多発する今日でも、まだまだ平和を感じる人は多いのではないでしょうか?
わかったところでどうしようもないことかも知れないけど、わかっていたら、ニュースや国会答弁(じっくりみないけど)の意味が少しは理解出来るようになる、、かも知れないし、きっと重要な情報を取得するときに理解力を後押ししてくれる、、、気がしました。←はっきりせんか!!(笑)
基地問題に関しては、やや強引だなと思う点もありましたが、総合的にみて、読んで良かった1冊でした。
ぜひ読んでみてください。
2007年12月16日日曜日
『国防』 石破茂 第六十五代防衛庁長官
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